「誰も助けてくれない」
「会社にいるのが辛い」
「どうしたら良いかわからない」
会社で孤立してしまうと信じられない恐怖感を味わいます。
- 影響力のある人に嫌われてハブられる
- 「使えない」というレッテルを貼られ無視される
- 頼れる人が一切いない状況
会社で孤立してしまった人はどんな社会でも一人で生きていく事はできないと痛切に実感していると思います。なかには徹底的なイジメが会社の中でもあり得るのです。
なんとか改善したいと思っても逆に空回り。話しかけても反射的に邪魔者扱いされるなんてこともありますよね。
そんな時にすぐに実践してほしい対処法を紹介します。
社内ぼっちから抜け出す対処法
より直近から実践できる方法に並べてご紹介します。
転職・退職は最終手段です。その判断を下す前にまずは実践してみてください。
声を出す
居心地が悪くなってしまうと、萎縮してしまい「あいさつ」や「返事」が疎かになってしまいます。声量が小さいと自信がないように感じられ、逆に上司が仕事を頼んだり、同僚が話しかけづらかったりする雰囲気が出てしまいます。
話しかけることもできればなお良いですね。
普通に返事を返してくれたり、助けてくれる人も見つかるかもしれません。自分が勝手に孤独だと思い込んでいたというパターンもあると思います。
また、声を出すことで緊張していた筋肉がほぐれてリラックスでき、余裕を持って周りをみることができるかもしれません。
「すみません」ではなく「ありがとう」
返事や会話の中で謝ってしまうクセはありませんか?
例えば、仕事で誰かに助けてもらった時に「ご迷惑おかけしました。すみません。」と「本当に助かりました。ありがとう。」のどちらが言われる側としては気持ちいでしょうか?
仕事の結果は同じはずですが…
行動 | あなた | 相手 |
---|---|---|
謝る | 迷惑をかけた。申し訳ない… | 大丈夫なんだけどな… |
感謝する | ありがとう。何かあったら助けるよ | 感謝されて、やってあげた甲斐があった |
謝るとお互いにネガティブなエネルギーになり、感謝するとお互いにポジティブなエネルギーになります。
ネガティブなエネルギーを発し続けると、話しかけづらく接しにくい雰囲気を与えてしまうのです。
苦手な人を避けない
苦手な人がいたら、目線を逸らしたり通る道を変えたりしてしまいます。なんとなく苦手な人を遠ざけようとしてしまいますよね。
しかし、このような行動は相手に伝わります。
相手側からしたらどんな気持ちでしょうか?もしあなたに何の意識をしてなかったとしても、避けられていると思ったら、相手も嫌な気持ちになるでしょう。
さらに「話しかけない方が良いかな?」「関わらない方が良いかな?」という発想になるのも当然だと思います。
困った人がいたら助けてあげる
誰かが仕事で困っていたら助けてあげるのも良いでしょう。
困っている人にとっては感謝され、ポジティブなコミュニケーションが可能です。
会社の行事に参加する
飲み会などの行事は孤独な人にとっては億劫だと思います。
飲みに行っても話す人はいないし、話しかけても会話が続かずに気をはりつめるばかり。
しかし、関係を改善したと思うなら、苦手であっての相手のことを理解してコミュニケーションを取ることが大事です。
職場とは違う雰囲気や場所なので、違った見方やコミュニケーションできるチャンスかもしれません。
心許せる上司に相談する
自分の行動を変化させても何も変わらない。
行動を変化させる勇気がなくてどうしようもない。
そんな状態になってしまったら、心を許せる上司の方に相談してみましょう。自分の恥・弱さを晒してしまうのはかなり抵抗があると思います。
しかし、真摯に対応してくれたり話を聞いてくれるだけで何かが変わるかもしれません。
突然退職届を提出したり、会社に来なくなったりする前に必ず相談しましょう。
部署を変えてもらう・休職する
どうしても同じ部署内で解決できない場合は、部署を変えてもらうように頼みましょう。
会社の規模にもよりますが、部署やチームが違えば別の社会です。
別の社会になれば、あなたが輝けるフィールドがあるかもしれません。同じ会社内に理想の職場環境があるという可能性を捨ててはいけません。
どうしても会社にいけなく病院で診察してもらえば「うつ病」など診断されるかもしれません。そうすれば休職することができるので、休職期間中に気持ちを切り替えることができたり、部署を変更してされたりするかもしれません。
ただし、転職活動をする上で「うつ病」はかなりのマイナスになってしまいます。
転職・退職する
もしこれで解決できないのであれば、転職・退職を考えても良いかもしれません。
職場の人間関係が、本人にとって耐えきれない重圧になってしまったらどうしようもありません。
逃げましょう
私はかつて逃げた人間です。
逃げた後は1年以上自責の念で悩み続けました。うつ病の薬漬けになり寝たきり生活でした。あれから10年たちましたが、
まだ生きています
会社をやめての転職活動は辛かったです。大企業からの転職だったので、親からも泣かれたり、年収も圧倒的に下がってしまいました。でもあの時、耐え続けて乗り越えれたビジョンは未だにわかりません。
耐え続ければ乗り越えれたかもしれません。ただ、人生で取り返しのつかない心の傷を負ったかもしれません。
私が退職した職場には、休職と復職をし続ける人が何人かいました。
スキルを磨く気力はなく、ただ会社にしがみつくヒルのような存在。誰からにも期待されず、ただ給料をもらうためだけに会社に来る『生ける屍』でした。
今の会社はいつ潰れるかもわからない会社です。でも「生ける屍」ではありません。
人間を辞めることなく、過去の失敗を反省して生き続けることこそが人生ではないでしょうか?
【裏技?】気にしない
職場で無視されたり、煙たがられても一切気にしないというスタンスです。
割り切って自分の仕事だけに集中し、処理してしまうだけの作業と考えれば全く問題ありません。
しかし、これを使えるのは「周りとのコミュニケーションの必要がない」「やるべき仕事を自己完結できる」といった人に限られると思います。
人間関係が良好でなくても、仕事をこなすということで満足感を満たす方法ですね。
定年前のベテランの方や、出世争いから抜けて会社がお金を稼ぐ場であると割り切っている人などが該当しそうです。
これからの若手やより頑張りたい社員にとっては厳しい選択です。
原因を特定しよう
日頃の行動を変えることで、職場行くことができるようになってきたら原因を特定しましょう。
対処療法ではなく原因療法をしておかないと再発してしまう可能性があります。
自分がダメだったポイントは何か?どういう意識をもって仕事すべきか?
自分に問いかけてみてください。
仕事ができない・嫌いである
- 年齢を重ねても仕事ができずに煙たがられる。
- 新入社員で入ったばかりで、当然仕事はできないのに塞ぎ込んでしまう。
- 仕事に情熱が持てず、投げやりである。
これらに共通することは仕事と真剣に向き合ってないことです。
会社での仕事は基本的にそれが好きだから就職したり、追求したから出世して偉くなった人たちで構成されています。
そしてその人たちが力を持つ世界です。その世界の中に完全に反対の態度をとっていれば、嫌われたり興味を無くされて孤独になることは当然といえるでしょう。
もしあなたがこのパターンに該当するなら
- 仕事と真剣に向き合い
- 仕事の面白いポイント・やりがいを見つけ
- 仕事を通じて貢献する
ということを意識して実行していくしかありません。
そうすれば社内でも認められ、仕事に対しての情熱や価値観を共有できるようになれば、あなたにとって素晴らしい職場になると思います。
特に新人の方はすぐに諦めるのではなく、何年か働いて見つけ行くというレベルで良いと思います。
もし情熱を持って続けられないのであれば、転職を考えても良いと思います。
精神的に落ち着いた状態で判断したのであれば、マイナスを引きずらない、ポジティブな転職ができると思います。
陰口、愚痴、嘘、言い訳をする
人を貶める発言や、自分の都合が悪くなった時に逃げるような発言は、その時だけは助かった気になりますが、必ずマイナスになる行為です。
陰口は共感してくれたら気持ちがスカッとしますが、逆にお互いどこかで陰口を言われているのではないか?と不信感を募らせます。
嘘や言い訳は最終的にあなたが悪いことがはっきりとわかり、信頼を失ってしまいます。
問題が発生した時に正直に答えれば怒られるかもしれません。でも、大ごとになる前に処理した方が結果的に良いのは明白です。
そんなあなたはもっと誠実になる努力をすべきです。
一朝一夕で成し遂げれることではなく、日々の積み重ねが大事です。続ければ必ず周りも応援してくれると信じて頑張りましょう。
距離感・空気が読めない
タイミングが悪い、空気が読めないなど元々のコミュニケーション能力に問題がある人です。
一度話しかけたり、関わったりしたら「面倒くさい」と思われているのでしょう。ではどのタイミングで面倒くさいと思われているのか考えてみませんか?
大きな視点でみつめなおせば悪いところが見えてくるかもしれません。
このタイプの方は転職などを考えずに、「空気を読むには」を真剣に考えた方が良いと思います。仕事自体が苦痛ではなく、やりがいがあるのであれば続けれます。他のパターンの孤独な人と大きく違う強みです。
また、空気が読めなければ、転職先でもうまく行くはずがありません。
自己中心的である
相手のことを理解せず、自己中心的な行動ばかりしていると、信頼を積み上げることができず孤立してしまいます。距離感、空気が読めない人の一部にも該当しそうですね。
「自分が良ければ、助かればそれで良い」「自分ができているからそれで良い」という姿勢では人に愛される訳がありません。
このパターンの人で仕事ができる人なら、困った人を助けてあげましょう。ポイントとしては業務を教えるのではなく、まず相手のことを理解するのがミソです。
まず相手を理解することのメリットは
- 根本的な部分を改善できる
- 理解してくれる姿勢が信頼感を与える
根っこの部分を改善できるので、長期的にみたら業務は捗りますし、何より理解してくれようとしているという態度を見せることで相手に信頼して貰えるようになります。
このプロセスには根気・我慢が必要ですが、グッとこらえて助けてあげてみてください。
きっと周りもついてきてくれるようになりますよ。
さいごに
職場での孤立は本当に辛いですよね。
ただ辛い感情が先走ってしまい、原因であったりどうすれば良いのかというのが、全くわからなくなるのが最悪のスパイラルです。
孤立をする人の特徴・原因は必ずあると思います。それが内的要因なのか外的要因なのかわかりませんが、自分の行動・思考を変えることで抜け出すことは可能です。
会社を辞める覚悟をしたなら、開き直ってみるもの一つの手段です。
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